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猟場での怪我

何年か前に、猟場で不注意からナイフで自分の指を傷つけてしまいました。

結束してきた荷物を解こうと、ナイフでタイラップを切断しようとして勢い余って

左手中指をかなり深く切ったのです。

ナイフの刃が骨に当たる音が聞こえるほど勢いよく切りました。

痛いと言うよりもしびれの方が強くて、一瞬置いてから血が吹き出しました。

背中のリュックの中には『エマージェンシー・キット』が入れてあったので、

すぐさま消毒しガーゼを当てた後にバンデージで強く圧迫止血。

とりあえずこれで十分かなと思っていたのですが、出血が止まりません。

あっという間に、指先から血が滴り落ちてきます。

さて、どうしたものか・・・

山の奥深くに入り込んでいるし、近くの病院までクルマで1時間はかかるし。

そもそも、クルマまで降りるのに半時間は歩かねばなりません。

仕方がないので、キットの中の縫合セットを使って自分で縫うことにしました。

4針ほど縫って傷口からの出血がほぼ収まりました。

クルマに戻るまでに何度か手をつき、その度に泥で傷口が汚れましたが洗浄しながら

めでたく下山。

結局、病院に寄ることもなくそのまま帰宅しました。

傷は一週間ほどで治り、感染症もなく良かったです。

山ではどの様な怪我に見舞われるか分からないので、皆様気をつけましょう。


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