猟場での怪我
何年か前に、猟場で不注意からナイフで自分の指を傷つけてしまいました。
結束してきた荷物を解こうと、ナイフでタイラップを切断しようとして勢い余って
左手中指をかなり深く切ったのです。
ナイフの刃が骨に当たる音が聞こえるほど勢いよく切りました。
痛いと言うよりもしびれの方が強くて、一瞬置いてから血が吹き出しました。
背中のリュックの中には『エマージェンシー・キット』が入れてあったので、
すぐさま消毒しガーゼを当てた後にバンデージで強く圧迫止血。
とりあえずこれで十分かなと思っていたのですが、出血が止まりません。
あっという間に、指先から血が滴り落ちてきます。
さて、どうしたものか・・・
山の奥深くに入り込んでいるし、近くの病院までクルマで1時間はかかるし。
そもそも、クルマまで降りるのに半時間は歩かねばなりません。
仕方がないので、キットの中の縫合セットを使って自分で縫うことにしました。
4針ほど縫って傷口からの出血がほぼ収まりました。
クルマに戻るまでに何度か手をつき、その度に泥で傷口が汚れましたが洗浄しながら
めでたく下山。
結局、病院に寄ることもなくそのまま帰宅しました。
傷は一週間ほどで治り、感染症もなく良かったです。
山ではどの様な怪我に見舞われるか分からないので、皆様気をつけましょう。
2016-06-05 22:17